にらと鮭のスープ

経絡を温め血を養うことを「温経養血」といいます
これにより陽虚証・血虚血瘀証の冷えの改善が期待できます にらと鮭のスープ

【材料(4人分)】
にら 1束
鮭 150g
ねぎ 40g
生姜 10g
片栗粉 大さじ1
水 4カップ
紹興酒 小さじ1弱
塩・しょうゆ・胡椒 各少々
A : 塩 小さじ1/3 紹興酒 大さじ2

【作り方】

  1. 鮭は7~8mm厚さのそぎ切りにし、Aで下味をつける。 にらは3cm長さに切る。
    ねぎは斜め薄切りにする。 生姜は千切りにする。
  2. 煮立った湯の中に1の鮭を入れさっと茹で、取り出す。
  3. 鍋に水と生姜を入れ、煮立ったら調味料を入れ、鮭とにら・ねぎを加え、片栗粉でとじる。

【効能】
鮭 : 温甘/脾胃/益気補血・健脾温胃和中
にら : 温辛/肝胃腎/温陽解毒・下気散血

1人分 57 Kcal : たんぱく質 7.2 g/脂質 1.3 g/Ca 19.0 mg/Nacl 0.8 g

 

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薬膳を学ぶ

 薬膳を学ぼうと思った時に、食事と関わる学習なので簡単だと思ったら、いざ学び始めるとこんなにも難しいのかとびっくりしましたという感想をよく耳にします。

 そうですね、薬膳の勉強は、見た目は簡単ですが、実際は学問としては奥の深い世界です。 私たちがこれまでに受けてきた現代教育では、身体に対する認識は西洋医学の解剖・生理機能が中心、食生活の知識は栄養学の栄養素の計算が中心となっていて、頭の中にこのような知識が充満し、定着しています。

 しかし、薬膳は中医学に属し、私たちにとって未知の世界の知識です。 大昔の宇宙・自然に対する認識は、隠さない、汚染のない透明的、直観的な観察で、物事の一番本質に近い考え方となっています。 身体に対する認識も解剖より機能性が中心となっています。

 最も面白い考え方は、「脳」についての認識です。 現代医学は記憶力・思考力は「脳の働き」と捉えていますが、中医学はこれらの働きは「心」と関わっていると捉えています。 「脳」と「心」との異なる見解はいつも中医学と西洋医学の論争を起こしています。 器官移植の技術が素晴らしく発展している今の時代、心臓移植により提供体のある個性が移植される側に移ったという報告もあり、心が記憶力をもつという考え方も提示されています。 日常生活で、私たちは「心当たりがありますか」「御心配をかけました」などの言葉をよく口にします。 誰も「脳当たりがありますか」「御脳配をかけました」とは言わないですよね。

 中医学の世界は広くて奥が深いので、これから学習を始める方は、まず、新しい知識を邪魔する現代医学・栄養学の知識を忘れ、素直に薬膳の知識を受け入れましょう。 すぐには理解しなくても大丈夫、この道を歩んでいるうちに実践・経験から中医学の理論が分かってきます。 理解してから、中医学と西洋医学の知識を合わせて自分に・家族に・親友に・世の中に一番良い食生活を提案できるように頑張ってください。

 勉強する方法として、学習・復習・まとめるという繰り返す方法を提案します。 古人いわく「温故知新」「旧書不厭百回読、熟読深思子自知」。 教科書を繰り返して何回に読むうちに理解し覚えていきます。

 薬膳の道を選んだ皆さん、この道は細く長いですが、前途は明るいので、私と一緒に頑張っていきましょう。

 

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羊肉四物湯

腎を温め気血を補い、体を養います

羊肉四物湯 小

【材料(4人分)】
羊肉薄切り 200g
じゃがいも 2個
玉ねぎ 1個
キャベツ 300g
にんじん 80g
八角 1片
フェンネル 1g
ねぎ 50g
生姜 20g
紹興酒 大さじ1
塩 小さじ1強
香菜 少々
四物湯加減 : 当帰・熟地黄・芍薬・川芎 各3g

【作り方】

  1. 四物湯・八角・フェンネルを5カップの水に20分間浸け、40分煎じて薬汁を取る。
  2. 材料は食べよい大きさに切る。
  3. 薬汁に2・ねぎ・生姜を加えて煮る。
    野菜が柔らかくなったら羊肉を加えて、仕上げに紹興酒・塩・香菜を加える。

【効能】
当帰 : 温甘/肝肺心/補血活血
熟地黄 : 微温甘/肝腎/養血滋陰
芍薬 : 微寒苦酸/肝脾/養血平肝
川芎 : 温辛/肝胆/活血行気
羊肉 : 温甘/脾腎/益気補虚・温中暖下

1人分 187 Kcal : たんぱく質 11.8 g/脂質 7.3 g/Ca 54.0 mg/Nacl 1.6 g

 

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