順天堂大学の授業

千葉県にある酒々井は静かな駅です。順天堂大学医学部公衆衛生学教室の「文化の中の健康」の授業は毎年佐倉キャンパスで行います。2017年から御茶ノ水キャンパスにある国際教養学部の学生も同時にビデオ放映で受講することになり、合わせて160名ぐらいの学生に講義することになりました。

昨年の11月、教室にいる医学部一年生の学生の顔を見て、西洋の医者を目指している若者に、どのように「人生はすなわち食-中医薬膳学」の話しをしたらよいか考えました。すると自分の大学時代のことが頭に浮かんできました。「今日の話は二千年前の伝統医学および食の話になります。一年生の君たちには今、理解できないと分かっていますが、あなたの頭の奥のどこかに残ります。将来、医者になったとき突然、思い出して自分自身を助け、あなたの患者も助けることになります。これは私の経験です。」

90分間の授業はあっという間に終わりました。教室に拍手が沸き起こりました。認めてくださった学生の皆さんに感謝します。

教室を出て、秋の柔らかい陽射しを浴びながら帰り道へと踏みだしました。

淑徳大学の講義

昨年10月19日、淑徳大学総合福祉学部で「アジアの文化と暮らし」という授業の中で、中医薬膳学の講義を行いました。

学校は千葉県の蘇我にあるため、朝早く電車に乗って向かいました。しばらく曇りや雨が続いていたため、電車はだいぶ遅れました。傘をさしていつも通りに大学のスクールバスに乗り、助かったと思いました。

「看護部につきました」と、運転手がアナウンスを流しました。えーっと思っていると、いつもと違う所にバスが止まりました。ここから「総合福祉学部」にどうやって行かれますか?と聞いたところ、乗るバスを間違ってしまい、全然違うキャンパスに来たことが分かりました。その瞬間、頭が暑くなり、汗が出てきました。

事務局の方が急いてタクシーを呼んでくださり、運転手さんが裏道を回って授業の5分前に総合福祉学部にたどり着きました。

大学で中国の医学、薬膳学を教えることは大好きです。福祉学部の学生の皆さんは卒業後、いろいろな施設に勤めることになります。その時に学習した中医薬や薬膳学の知識をお客さんに応用できるならとても嬉しいです。

タイで卒業生と再会

タイで開かれる「第十四届世界中医薬大会」に出席することになったので、現地に住んでいる卒業生の奥田さんに連絡を取り、再会しました。彼はガイドさんのブーさんを連れてきてくれて一緒に観光に出かけました。一年前に亡くなられた前国王の火葬式が10月25~27日に行われるため、町のあちらこちらに白黒の横断幕が掛けられ、国民の服装も白か黒です。

気温10度の東京から30度のバンコクに来て、暑くて暑くて汗がタラタラ流れていました。エメラルド寺院は開放していなかったですが、「ワット・ポー(涅槃仏寺院)」を見て、チャオプラヤー川のボートに乗って「ワット・アルン(暁の寺)」などの寺院を回りました。

ワット・ポー(涅槃仏寺院)はタイ式マッサージの発祥地です。後世に伝えるため、寺院の中の壁にマッサージの手法が刻まれていて、現在は世界文化遺産に登録されています。最近、仕事が忙しくてなかなか休みを取れなかったので、780円で30分間体験しました。結構上手で気持ちがよかったです。バンコクの中華街を回り、市場を見学しました。また水上市場、折り畳み市場に出かけて、いろいろな野菜や果物を見ました。

いろいろとお世話になりました、奥田さん、ありがとうございました。

来年はイタリアのローマで「第十五届世界中医薬大会」を開催します。来る一年で中医薬は世界でどのように発展しているかを楽しみに期待しています。