毎日の食事に使える薬膳レシピ
このコ−ナ−は、毎日の食事に役立つような薬膳のレシピを提供します。
また、美味しくつくるための調理法についてもふれますのでご利用下さい。
鷲見 海智袴(みちこ)
冬は立冬から大寒までの1年中で一番寒い季節である。
自然界は草木は枯れ、動物は冬眠状態になる。
人体は「天人合一」に従って、陰陽消長が緩慢状態になり、身体を休ませる時期にある。
冬は身体を養うのに良い季節といわれ、食生活としては、温陽きょ寒 通経活絡の献立を用いる。
冬2 入り鶏(いろいろな食品を摂ることができるおかず)
材料4人分:
材 料
分 量
鶏肉
酒
しょうゆ
ごぼう
にんじん
たけのこ
れんこん
干しいたけ
さといも
こんにゃく
さやえんどう
竜眼肉
ごま油
だし汁
はちみつ
酒
みりん
しょうゆ
200g
小匙1.5
小匙1.5
60g
100g
40g
40g
4枚
80g
80g
20g
20g
大匙
1200ml
大匙1
大匙1
大匙1
大匙2
作り方:
1.
鶏肉は2cm角に切り下味をつける
2.
干しいたけは水にもどし、放射状に切る。ごぼうは乱切りにして下ゆでする。にんじん、れんこんも乱切り、たけのこも乱切りにして湯通し、こんにゃくは2cm角位にちぎりゆでる。さといもも皮をむき乱切りにしてゆでる。さやえんどうはすじを取り塩ゆでにする。
3.
鍋にごま油をあたため、鶏肉を炒め肉に火が通ったら別の器にとり、さやえんどう以外の野菜類、竜顔肉を入れて軽く炒める。出し汁を加え沸騰したら、はちみつ、みりん、酒、しょうゆで味をつけ鍋の蓋をして20分位煮る。
4.
蓋をあけ、煮汁をとばし、鶏肉を戻し炒りあげる。器に盛りえんどうを散らす。
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鶏 肉 :温・甘 補中益気 補精添髄
竜眼肉 :温・甘 補益心脾 養心安神
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はちみつ:平・甘 益肝補脾 滋養強壮
作るポイント:
(1)
鶏肉はもも肉の方が味が濃い。
肉は熱を加え過ぎると堅くなるので火を通し過ぎないように気をつけましょう。
(2)
干しいたけは、冷蔵庫の中でゆっくり戻すと味がよい。
(3)
冬には牛蒡、たけのこ、れんこんのような寒涼性の食品は分量を控えます。